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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

とつぜん。2

 

こんにちは。

 

突然ですが、本日も、アニメーション映画についてです。

 

前回、「とつぜん。」でご紹介した作品は、どれも円盤化されていないような、

マイナーなものばかりを書いてしまいましたので、何だか、あんまりよろしくなかったかな?と、思ったのでした。

今回は、配信やお店にもありそうな、王道の作品について、練習と思って、

つらつらと書きたいと、思います。!

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

イリュージョニスト
こちらは、イギリスのエディンバラを舞台にした映画で、1950年代のロックの人気に押されて売れなくなったマジシャンが、耳の聞こえない女の子と出会い、一緒に暮らすお話です。
イギリスは、華やかなイメージがありますが、雨のイメージもありますよね。
それで、この作品も、映画そのものが、しんしんと降る、雨のようでした。

何というか、1回目は、どうやって見たら良かったんだろう…?と思うくらい、圧倒されてしまいました。
最初はジャージにパーカーに、ポテトチップスを食べながら見始めてしまいましたので、大変失礼致しました…。
また、こちらは現在、アマゾンプライムでも配信されておりました。正直、え〜これ配信しちゃうの?と、野僧は思っております。
飛行機でイギリスに行って、きちんと正装して、小さな街の、小さな映画館で、綺麗にアイロンをかけたハンカチを手元に、ゆっくり見たい映画でございます。 

はい。

この作品は、シルヴァン・ショメ監督の作品でございます。

スタジオジブリの小冊子「熱風」では、この「イリュージョニスト」特集みたいな感じで、シルヴァン・ショメ監督をはじめとした様々な方のインタビューが掲載されている号がありました。こちらも、とっても面白かったです!

 

ベルヴィル・ランデブー
またまた、シルヴァン・ショメ監督の作品です。
実はこちらも、一番最初は映画館で見ました。イリュージョニストがはちゃめちゃに良かったので、とっても楽しみにしていたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。!
こちらは、おばあちゃんと孫がいて、その孫が拐われてしまい、おばあちゃんが助けに行くというお話です。

劇中で登場するおばあちゃんたちがとても可愛くて、カエル食べてたり爆弾投げてマフィアと闘ったりしてました。

背小さくて狡猾なおばあちゃん見ると、やっぱりどうしても親近感湧いちゃいますね。
ブラックジョークたっぷりの(?)ぶっ飛んだ映画、イカれた映画という感じなのに、なぜかお洒落です。笑
フランス映画は、「苦手」とか「怖い」と言ってる方もそれなりにいらっしゃって、好き嫌い分かれるものなのかな〜と、思いました。ベルヴィル・ランデブーも、フランス映画的な感じで、怖いと言えば、そう見えなくもないのかなぁ…という、感じです。
でも、こういう独特の人間描写というか、驚き呆れるっていうやつ、色々と吹っ切れてるから、圧倒されて、爽やかに思えてくるという感じのやつ、(語彙力)
野僧は好きです。
影響を受けすぎて、しばらくは道端でおばあちゃんとすれ違う時、爆弾投げてきたらどうしよう…って勝手にソワソワする癖がついてしまいました。
(今はもう治りました。)
シルヴァン・ショメ監督は現在新作を作っていらっしゃいまして、2024年公開だそうです!
これまたとーっても楽しみですね。
はい楽しみです。


パプリカ
こちらは、今 敏監督の作品です。
こちら、とっても面白かったです。
おみょしろいな〜!と思って、きちんと背筋をピンとして見ました。
そして、調べてみたところ、今 敏監督、2010年にお亡くなりになっているんですね…
こちらは存じ上げなかったので、びっくりしました…。
改めまして、ご冥福をお祈り申し上げます。
東京ゴッドファーザーとか、そういうのも見てみようと思いました。
いわゆる、「エログロ」と呼ばれるジャンル?はあんまり関わったことなかったので、こちらもちょっと、ドアをノックしてみよう…という感じです。
「エログロ」の扉は、「アナー キー」の扉の隣です。「アナー キー」は、4月にノックして入って、10歩歩いたところくらいでまたすぐに出てきてしまいました。笑
「エログロ」の扉の方を、恐る恐るコンコン……とノックすると、
「はぁ〜い」といって、パプリカちゃんがタバコを吹かしながら出てくるという、そういうイメージです。
今から緊張してきました。
やっぱり帰りましょうか。。。

あれですね、調べてみたら意外と「パプリカ」も好き嫌い別れてる感じなのかな?と思いました。たしかに、ちょっと怖いな〜というところもありましたが、やや狂気染みているところも含めて、個人的には面白いなと思ったので、他の作品も楽しみです。!

今 敏さんは、AKIRA大友克洋監督のアシスタントだったそうです。
AKIRAも拝見しました!👏



それから、改めてSFって面白いですね〜
駿さんのガッツリSFも見てみたいな〜と思いました。
今のところ、On Your Markと、ナウシカラピュタ未来少年コナンなどもSFに分類される(?)と思いますが、どれもとっても好きです。

 

そして、もうちょっとSFを掘り下げよう……と思って、色々調べたところ、

ファンタスティック・プラネット」という作品にも辿り着きました。

こちらも、とっても面白かったです!

1973年に作られた映画で、SFアニメーションの金字塔と書いてありました。

個人的には、瞑想が出てきたのがびっくりでした。

全体的に、凄い独創的で、何か腐海みを感じるなー…

と思いながら見ていたら、駿さんも影響を受けていらっしゃるそうで、

やっぱりこう、源を辿っていくのは面白いですね。ありがとうございました。!

紫陽花を見ると、ついドラーグ族の皆さんの淡い青色のお顔と重なってしまうようになったので、紫陽花の時期には見ない方が良かったかな?とも思いました。

 

つまりそういうことです。
(またこんなの描いちゃって…と思っている野僧もチラホラ。)

 

 

そういえば、今は三鷹の森ジブリ美術館の短編映画も、作っていらっしゃるのでしょうか?

そしたら一つはSFがいいな~、でも子どものための映画だと難しいのかなー

星をかった日」はSFに入るのかな?

あ、オオトリサマとか、オシラサマのスピンオフも見たいな~

 

と、これまた勝手なことを考えている、野僧なのでした。

 

ということで、本日は最近見てめちゃくちゃ良かった名作アニメーションについて書きました。


とりあえず自由に書こうと思っていたら、あまりにも長く書きすぎてしまいました。

 

何だか、却ってキャンキャンキャンキャン、ちょっとうるさいような気もします。

すみません。笑

 

長く書きすぎると、却って映画を見る気が薄れることもあるかもしれないですし、

見てみたらただ野僧が大袈裟なだけと思うこともあるかもしれません!

今後もし映画を見ていただけるのであれば、この感想文がいい感じに頭から消えている頃に、まっさらな状態で楽しんでいただけたらいいなと思います。

 

それから、今回見た映画は全部、心から感動しましたが、涙を流した作品はありませんでした。
つまり、良い映画が泣ける映画とは限らないということを、改めて、めちゃくちゃ感じました。

 

あと、調べてみたら、意外と「ジュゼップ 戦場の画家」とか、「シチリアを征服したクマ王国の物語」とかは、配信でもあるみたいですね!

 

この勢いで、「Louise en hiver」をもう一度見られることを願って、

本日は眠りたいと思います………🌜

 

それでは、とっても長くなってしまいましたが、

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。


合掌。

 

上の絵は、紫陽花に対する冒涜だ!と怒られてしまわないように、
綺麗な紫陽花のお写真はこちらです。
綺麗ですね。今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。🌸