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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

チバ・ニアン

 

こんにちは。

 

本日は、チバ・ニアンについてです。

 

チバ・ニアンとは、2020年に話題になりました、地層のことです。

 

本当は「・」は要らないのですが、この貝多羅葉の特性上、単語を入れるとリンクに飛べちゃうので、それは便利なのですが、反対に「チバ・ニアン」で調べてこの葉っぱに辿り着いちゃう可能性もあるので、ちょっとビビッて「・」を入れさせていただきたいと、思います。

 

 

さて、野僧事ですが、先日車で走っていたところ、道を間違えてしまいまして、

本来ならば右に曲がるべきところを、真っ直ぐ行ってしまいました。

 

それで、どうしましょう…。と思いながら走っていたところ、

「チバ・ニアンの地層→」という看板がありまして、

同乗していた空豆和尚と一緒に、見に行こうかということになり、

見に行ってきました。

 

(道を間違えた上に、途中で路肩にタイヤを落としそうになり、空豆和尚にめちゃくちゃ怒られたのは、また別のお話です。運転って、底に眠っている性格が出ますよね。野僧の運転はとっても荒々しいです。)

 

チバ・ニアンの地層の看板

 

こちら、とっても面白かったです!

 

「チバ・ニアン」について、サラッとまとめさせていただきますと、

 

地球が持っている磁力は地磁気と呼ばれていて、

これまで、地磁気は長い年月(数千年)をかけて、N極とS極が繰り返し入れ替わってきたことが、分かっているそうなんです。

 

そして、

その地磁気が逆転しているところ、

地球の磁気が今と同じ時代、逆転途中の時代、逆転している時代、

と連続して確認することのできる、とても重要な地層(地磁気逆転地層というそうです。)として、認められたのが、

この「チバ・ニアン」なのだそうです。

 

なぜ磁気が逆転するのか、どうやって逆転するのか、

まだまだ謎がたくさんあるそうで、現在も研究が進められています。

 

そして磁気逆転の前後は、地磁気が弱まったり、なくなったりするそうで、

それが私たちの生活に何らかの影響を及ぼすことも考えられるそうです。

 

この地層には、海洋生物の化石なども含まれているそうで、そういったところから

地球環境の変化などについても研究することができ、大変貴重な場所なのだと、書いてありました。

 

おおおおお

凄いですね~!

 

こちら、似たような地層が、イタリアにもあるそうで、

何だか、地球は本当に繋がっているんだなと、そちらにも感動しました。

 

地層は、もともと海底にあった大地が隆起して、陸になって、

それが気温の変化や水の働きによる浸食、風化によって、削られて、

露頭(地層が露出しているところ)があらわれるそうです。

 

この「チバ・ニアン」も、養老川という川の近くに、あります。

地層の写真を載せてしまうのは何だかちょっと、気が引けるので、足元の写真になりますが、

足元は、こんな感じでした。

 

足元

 

この地面は、昔、水深500mのところにあったそうで、

長い年月をかけて、隆起して、今ここに野僧が立っているという、

 

ひゃー、感慨深いですね………。

 

写真上方の赤い印の近くに、ギンエビスという貝の化石もありました。可愛かったです。

 

それから、この丸い穴のところの土をちょっと触ってみたのですが、

サラッと触っても指にちょっと土が着くくらいの、固い粘土みたいな触り心地でございました。

 

やっぱり、土に触る、大地に触れるというのは、

改めて、人間が如何に小さな生き物であるかということを、しみじみ感じて

何とも言えない気持ちになりました。

 

また、地球の長い歴史と比べたら野僧の人生はほんのちょっと、

ゴマ粒の何マイクロ分の1だろうか………………

と思うと、

自分が塵になったみたいな感じで、

自由にふわふわしててもいいんじゃないかなと思えたと言いますか、

何だかちょっと気持ちが軽くなりました。

 

ありがとうございました。

 

この地層を見るためには、駐車場に車を停めて、そこから急な坂道を降りていかなければならないのですが、

 

帰り道は、テンションが上がってしまい、

坂道は急であればあるほど駆け上がりたくなる性分なこともあって、

 

こりゃ坂道ダッシュだ!!

 

と思って、ダッシュしました。

 

途中ですれ違いました現地のスタッフ(?)の方に

げ、元気ですね…(笑)

と、言われてしまいました。

 

元気です。(笑)

 

はい。

 

 

 

また、話はまたちょっと変わりますが、

地磁気逆転に関しまして、

 

以前、高畑監督がお亡くなりになった日、

野僧は、朝からボロボロ泣いて、朝ごはんのお味噌汁が、涙でしょっぱくなるくらい泣きながら朝ごはんを食べました。

 

それで、自分はこんなに悲しいのに、

何事もなかったかのように、日常が続いていく

当たり前のように、一日が始まる

ということが

本当に何だか、寂しくて、悔しいと思っておりました。

 

それで、

今日くらい地球回らなくてもよくない?

それかもうちょっと気を遣って、反対に回るとかさー、してくれてもよくない?

一大事だぜ?

と、ちょっと怒っていたんです。

 

なので、

駿さんにもしものことがあった時、

大変大変!こりゃ一大事だ………

ということで、緊急会議が開かれて、

地球のS極とN極が逆になったりしてくれたら、

 

してくれたら、あの、

 

別に何も嬉しくないとは思いますが、

野僧はマントルちゃんを褒め称えたいと思いました。

 

それで、お近づきのしるしに

チョコレートをプレゼントしたら、

マントルちゃんが、初めて食べたチョコレートの味に感動して、

地球の大地を全てチョコレートにしてくれちゃったり何かして、

 

あ、そしたら各地でチョコレート風呂(天然温泉)ができて、

またパン種さんが沈んでしまうかもしれない………………。

 

と、思いました。

 

ありがとうございました。♨

 

 

ということで、本日は、「チバ・ニアン」について書きました。

意外とお寺と近い所にあったので、もし機会がございましたら、

ぜひ見てみてください。

 

浪漫でございます。

 

それでは

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

 

合掌。