こんにちは。
蒸し暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
野僧事ですが、先日、キリ スト教の教会に行く機会がありました。
教会って、いいですよね。
何だかこう、
左右対称の内装で、その中心に十字架があって、
天井は広く、ステンドグラスも美しく、
改めて、仏教徒じゃなくて、キリ スト教徒だったら、どんなだったかなぁ………。
ということを、あれこれと考えるには、十分の機会でございました。
ありがとうございました。
と言っても、キリ スト教はこれまで全くかじったことがないという訳ではなくて、
ちょこっと関わっていた時期あります!
小さい頃、キリ スト教の建物に通っていたことがありまして、(なぜか)
当時は、お祈りの時間とかもありつつ、クリスマスの時期に皆で劇をやるとかも、
ありました。(たしか)
キリ スト教は、エルサ レムのお話が素敵で、いいなと思っておりました。
砂漠でラクダを引きながら歩いていて、夜空に輝く星を目印に、目的地を目指すとか、
羊飼いが出てくるとか、そういう世界、好きです。
あと、仏教は、畳の上に正座して、手のひらを合わせて合掌するというスタイルですが、
キリ スト教のお祈りは、ひざまずいて、あるいは礼拝堂の椅子に座って、両手を組み合わせるというスタイルですよね。
昔はヨーロッパの人の漫画とかをよく読んでいたので、
皆さんがワンピースを着て、ひざまずいてお祈りしている姿とかを紙面でよく拝見していて、そういうのが美しいなーと、思っていたのでした。
日曜日の朝に、ヨーロッパの教会でお祈りしてから、
午後は羊と遊んで、夜は明日のお茶会のためにアップルパイを焼いて……
あ、パン種さんにも明日の朝お祈り行くのか聞いてみなきゃ。
という感じです。
あと、キリ スト教はオルガンがあるのがいいですよね。
水曜日のオルガン担当、やりたいです。
でも、毎日神聖な音楽を聴いていたら、やっぱりそのうち、ロックが恋しくなったり、するのでしょうか?
そしたら皆んなが寝静まっている中、寮をこっそり抜け出して、暗い礼拝堂の窓際で、空にひっそりと佇む三日月を見ながら、スピッツ聞こ!と思いました。
この背徳感もまた、格別なものがありそうです。
フフフ
そしたら礼拝堂の扉がちょっとだけ開いてたらしく、先日、先輩シスターが拾ってきたらしき捨て猫ちゃんが入ってきました。
野僧がボケーっと音楽をひとりでじんわり聴いているときに、何やら左側に生暖かい感触があって、見てみたら
「うわっ。え、猫?」
となりそうです。
月明かりの下でキラキラと輝く捨て猫ちゃんの目に見つめられたら、困っちゃいそうですが、
「シーッ」
と人差し指を立てつつ、
「ロックだよ。内緒だよ。」
と、言いたいです。
片方のイヤホンを捨て猫ちゃんにも渡して、一緒に聞きたい気もしますが、左耳のイヤホンを取って、渡そうとしつつも、
「いや、ここは申し訳ないけど独り占めさせていただきます。」
って感じです。(笑)
盛り上がってきたら、やっぱりきっと恥ずかしくないように正座したくなるんだろうなぁと思います。それで、猫ちゃんにも
「正座だよ?」
と言いたくなりますが、
音楽は独り占めしておきながら、正座だけ強要するウザい奴だと思われたら嫌われちゃいそうなので、この猫ちゃんとは、今後も長い付き合いになりそうな気がしたので、
「せぃ…」
くらいまで言いかけて、きちんとそこで自分を止められるシスターでありたいなと、
思いました。笑
次の日は昨夜に寮を抜け出した罪で、
朝ごはん抜き、先輩シスターの洗濯、お部屋の掃除、神父様の壊れたメガネの新注、礼拝堂の掃除、窓拭き、昨日の礼拝に来ていた男の子の忘れ物(今日の授業で使いそうな、ハーモニカとか)を、学校まで届ける
とか、色々罰(罰でもありませんが)がありそうです。
頑張りましょう!
さて、色々と空想しつつ、
「他の宗教だったら……」説を論じている日々でございますが、
実際にもしキリ スト教徒だったら、それはそれで、何だか
「仏教がよかったな。」
とか、思ってる野僧も想像できてしまって、
結局、どこにいても現状に抗おうとするような気がしました。
つい既存のものを疑い、違うものを求めたくなることもございますが、
やっぱり生活の中で、仏教に助けられていることもたくさんあるなと、しみじみ思いますので、
仏教の勉強もちょっとずつ進めていこう…………。
と、思い始めている、野僧でございます。
それで最近は、ゴータマさんに関する本は、まだ読まないとして、(すみません)
外堀から埋めていこう、という方針を考えています。
なので、
クリシュナムルティさんとか、ティク・ナット・ハンさんとか、ダライ・ラマ2世とか、鈴木大拙さんとか、仏教界の偉人の皆さまの本をもうちょっと読んでみよう……。
と思いました。
のんびりやりましょう。🌜
それでは、
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。
合掌。