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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

蟻んこ

 

こんにちは。

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もうちょっと可愛い絵にすればよかったかもしれません。
蟻というか、蜘蛛っぽい…?

 

蟻の行列を見ていると、

「君らは貨幣経済から解脱してていいよね。」

 

といつも思ってしまいます。

 

ですが、向こうもきっと、

 

「うるせぇ。働けや。」

と思ってそうだなと思いました。笑

 

でも、蟻にも色々な性格の子がいそうで、

先頭でせっせと歩いている蟻は

上記のようなウルセェタイプのちょっと尖ってるけど仲間思いで正義感の強い熱い蟻、

その次は、野僧のくだらない問いかけには一切動揺せず、チラッと一眼見てスルーする

冷静沈着、クールで頭脳派の蟻、

その後も何かと個性豊かな蟻々が並んでいて、最後から一つ前の蟻は、

蟻なのになぜか白髪のカツラと付け髭に黒縁メガネ、後ろには鉛筆を背負っているのでどうやら彼は熱狂的なジブリファンらしいです、お友達になれそうです。

1番最後は今日が初めての行列参加という、外の世界初めて、右も左も分からないできたてほやほやなピュアピュア蟻です。

初めての世界に感動してその綺麗な瞳をウルウルさせながらも、野僧と1番蟻のウルセェ、な会話をハワワワ…!アセアセ、オロオロと全く関係ないんだけど1人で動揺しているかわい子ちゃんです。

 

一行は、今日も一日、何を運んでいるのでしょう。

 

 

ということで、本日は蟻のお話ではなく、お金のお話です。

 

やっぱり、お金について、野僧はあまり良い印象を持っておりません。

 

何だか、無機質なのが、却って怖いなと思っていて、

例えばお金にも感情があって、要所要所で向こうもそれなりに気を遣ってくれたらいいのに、と思います。

 

なんですが、先日野僧は、王蟲の陶芸のことを書きました。

 

この時、一度葉っぱを飛ばしてから、なんかもやもやするなと思って、

飛ばすのをやめたのですが、

 

その後、やっぱりきちんと、著作権とか肖像権とか、調べてからにしようと思って

色々調べました。

 

それで、著作権についてちょっとだけ勉強したのですが、

 

著作権制度というのは、

著作者の利益を守るためにありますよね。

 

著作者は、著作物を利用している人から、使用料をもらうことができ、

その報酬をもとに、日々の生活を営んだり、また新しい作品を作ったり、

することができるとのことでした。

 

私たちは、著作者が作った著作物を利用したり、楽しんだりすることによって、

「文化的に豊かな生活を送ることができ、その結果、文化が発展するという大きな流れを、生み出している」そうなのです。

 

野僧はいつも、

ジブリ映画を見たり、音楽を聴いたり、王蟲を作ったり、カオナスを作ったり

色々なことをして、楽しんでいますが、

それはやっぱり、色々な方々の努力と、そこに費やした時間があって、作品が生まれて、

それを受け取る機会に恵まれていたからこそ、そういった、楽しい時間を過ごすことができるのだと思います。

 

そして

その作品を見たり、聴いたり、二次創作物を作ったりして、楽しんでいると、

心の底から

「きちんとお金を払いたいな」

と、思うなぁと思いました。

 

お金がすべてではないですし、

お金だけでは伝えられないものもたくさんありますが、

やっぱり、野僧が感謝の気持ちを伝えられる手段の一つとして身近に持っているものが、お金であり、世界はお金を通して回っているということをしみじみと感じて、

 

平べったかったり、薄っぺらかったり、チャラチャラしたり、ひらひらしたりしている彼らに対して初めて、

 

ありがとう!

 

と、思ったのでした。

 

ありがとうございます。

 

また、著作権のなかには、著作者の人格を守る、著作者人格権、というものもあるそうなんです。

 

著作者の気持ちに反するような、作品の扱い方をしてはいけません、ということで、

 

あの王蟲くんも、駿さんがもし嫌がっていらっしゃったら、載せないようにしよう…なんて、ひとりで思いました。フヘヘヘヘ

 

でもやっぱり、そういった、著作権や肖像権の問題は、複雑で難しいですよね。

 

 

いくら、エフタル砂漠の熱風に載せて、貝多羅葉を飛ばしているとはいえ、

全然気をつけないのも良くないでしょうし、

かといって、いつも説明を加えたり、ちょっと一言断りを入れたりするのも、

 

なんか変に警戒心が強くて、ちょっとおこがましいような、気もしました…。

 

 

なんとなく、

砂漠の熱風の中でひとり、マントをひらひらさせながら歩いている旅人さんが、

ふと足元に落ちている砂だらけの葉っぱを見つけて、

そこには小さな文字が書いてあって、

内容はめちゃくちゃくだらなくて、どうでもいいことなのに

一番最後にはきちんと

「Ⓒ○○○」

と書いてあったら、

「えっこんなところにも著作権あるんだ………笑」

と思いそうです。

 

まあ、何かガッツリ載せる時は、気をつけよう!と思っております!!

と、言いつつ、色々と気にしすぎて

結局載せないという選択肢を選びがちなので、

色々なものを載せられるくらい、色々調べたいなと思いました。

 

著作権のお話は、文化庁のページに大変分かりやすく書いてありました。)

 

ということで、本日は、お金と、野僧のちょっとした、蟻んこみたいな決意表明のお話でした。

 

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

 

合掌。