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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

もやもや2.5

 

こんにちは。

 

本日は、12月8日です。

 

しかも、先負の日です。(おお~!)

 

まず初めに、お釈迦様と、島本須美さん、お誕生日おめでとうございます!

 

本日は、風の谷のナウシカと、天空の城ラピュタをゆっくり見ようと思いました。

 

さて、野僧がもやもやした日から、早2年が経ちました。

 

時が経つのは、早いですね~。

 

早いのですが、時が経ってもあの日のことは時々思い出して、

失礼なことをしてしまったなぁ、申し訳ないなぁ、

と、思っています。

 

ヤソー・カンパニュラータ、栞になってお詫びしたいです。

 

本日に関しては、忘れるべき時は忘れて、

思い出すべき時は意地でも思い出そう、

絶対忘れないでいよう

この思い出は墓場まで持っていこう!

と思っています。

(懴悔した意味ないじゃん!というツッコミが聞こえてきそうですが)

 

そして、あの日の自分がやらかしてしまったことの重さをひしひしと感じていて、

なんて事をしてしまったんだ!と、

振り返れば振り返るほど

年々罪悪感の入ったリュックが重くなっていくような気がしました。

 

まるで思い出す度にリュックにりんごを詰めてる気分です。

 

でも、12月7日の夜は、次の日にリュックを背負うことが決まっているので何だかちょっとワクワクしている自分もいて、

そのリュックの重さに耐えられる自分になっているだろうか…

とも思います。

 

やっぱり、罪悪感というのはリュック形式で背負ったり下ろしたりするのが良いですね。

 

余裕が出てきたら、リュックにトトロの缶バッジとかカオナシのキーホルダーとかも付けて、ちょっとアレンジして愛でても誰にも怒られないと思います。

 

罪悪感でさえ、愛おしいと思えたら

それはまた大人の階段を一つ登ったということになるのではないでしょうか。

 

ならないでしょうか…。

 

でも、最近改めて当時の日記を振り返ってみたところ、

(書きたいことがある時だけ、日記を書いています)

 

野僧が気にしているところだけ、すっぽり抜けていて

まるで全てが素敵なできごとであったかのように

淡々と綴られていました。

 

はて、このもやもやは野僧の思い込みだろうか…

 

と思いつつ、そんなことはない、はずなので、

 

きっと、当時の自分は

あの思い出を背負って生きていく覚悟が無かったのだろう、と思いました。

 

それか、きっと忘れることは無いだろうから、思い出だけでも美しくしとこ。

と思ったのかもしれません。

 

でも、結果として

その思い出を忘れて生きる道と、抱えて生きる道と、

いつでも選ぶことができる…ので、

これは良い選択だったかもしれませんね。

 

いつでも忘れていいよ

と日記に言ってもらえるというのは

気持ち的には、有難いです。

 

ちょっと気を遣ってくれた過去の自分に

どうもありがとう。という感じです。

 

 

でも、少し成長したのかな…と思ったこととして、

 

それなりに重い罪悪感のリュックを背負いつつ、

 

そのリュックを背負っている野僧を見つめている、

もう一人の野僧もうっすらでてきました。

 

それは、「お客さん、旅人さん」回で少しお話したように、

 

人間は、変わりゆく現象なのだと思うことによって、

 

過去の自分を、他の人として見るという選択肢も、持つことができるようになってきた気がします。

 

それは責任転嫁という訳ではなくて、悪いのは自分なんですが、

 

あああああああああ

と、自責するのとはまたちょっと違う、

 

あああ、あれは良くなかったねー

という、

千と千尋の神隠しでいうところの

ほんとドジなー

という感じで、振り返れるようになりました。

 

また、実際にリュックを背負っている自分と、

それを俯瞰している自分とを行ったり来たりしていると、

リュックを背負っている自分に戻った時に、ふと

「これを重いと思わなくてもいいんだろうな」

という気持ちも、出てきました。

 

ただ、リュックを背負っているだけ。

なのであって、「重い」という感情と結びつける必要はないのかもなと思ったり、

あえてその重みを嚙み締めたり、

しています。

 

とはいえ、悪いことをしてしまったことには変わりないですし、

多くの方に、不快な思いをさせてしまったのかも…しれないということで、

 

遠めから見つつも、この林檎も入れとけ!という感じで、

赤い林檎を投げつけておこうと思います。(ビュッ)

 

でも、今「謝る」ことは難しくとも、「償う」ことができたら、どんなにいいだろうかと思いましたね。

 

こう、事情は内緒のままで、カバン持ちとか、家の掃除とか、何でもいいのでツグナイをしながら生きていけたらなあ…と

 

その方が、「もやもや」しないで、ちょっとは生きやすくなりそうだけどなあ…

 

と、これまた勝手なことを色々想像しては、ぼーっと空を見上げている

 

野僧なのでした。

 

 

また、これは最近のお話ですが、先日もまた、いつものメンバーで朝のお勤めに出ておりました。

 

そこで、「報恩抄(ほうおんじょう)」という文がございまして、

こちらは、一言でパッとまとめると

日蓮さんや日蓮宗の良いところが書いてある…

というふうに言って大丈夫…なのではないかと思います。(やや不安)

 

それで、この章の一番最後のところに、

 

「是ひとへに日蓮が智のかしこきにはあらず。時のしからしむるのみ。」

 

と、書いてありました。

 

野僧はこれ、なるほどなぁと思って、

 

確かに、自分で色々なことを選択して、自分で考えて一歩一歩進んでいるように見えるけれど、

実はもう既に「時」によって、すべて決められていて、自分はそこを流れているだけなんじゃないかと、思うことも、時々あります。

 

それで、この考え方には同意できない、なんだか悔しいし、したくない場合もあるかもしれませんが、

「まあ、なるようになるだろう」

という風に思えるという点では、これも良い考え方かもしれないなと思いました。

 

そして、

例えば野僧のしでかしてしまった「やらかし」もまた、

時によって、決められたものであったのかもしれないと思うと、

 

その「やらかし」は、意味のあることにこれからなっていくのかもしれません。

 

謝る機会を作ってもらって、

それがまた新しい出会いに繋がったり、することもあるのかなと、

 

ちょっと、思いました。

 

さて、懴悔のお話は、以上なのですが、

改めてこの2年間を振り返ると、一昨年の12月8日以上に

やらかしてしまっていることがたくさんあって、そちらにも反省しています。

 

もう、

罪を重ねるために日々生きているのか?

明日もまた何かやらかすのか?

という位、ポンコツなんですけれども、

 

それでも最近は、

「路肩に咲いているお花応援し隊」

に友達が誘ってくれまして、しかも意外と隊の中では年配者だったらしくて、

野僧くん、隊長やってくれない?

前の隊長がさー、腰が痛いとか言っててさー。

と、言われたので、

とりあえず2週間だけ

「路肩に咲いているお花応援し隊」隊長

という肩書きをいただきました。

 

ありがとうございます。

嬉しいですね。

 

一応今もまだ隊員を募集しておりますので、

興味のある方はどうか路肩に咲いているお花を応援してください。

 

野僧も彼らのように、地道に頑張ろう!と思いました。

 

 

というわけで、もやもやについて書きましたが、

 

実はこの1年間、もやもやについて書きたいと思ったことを、思い付く度に、書き溜めておいた場所(タイトル案:もやもや2)がありました。

 

しかし、いざ本日が近づいて編集しようと思った時に、

想像以上にどんよりしていて、落ち込んでいるお話が書いてあったので、

これまでの下書きはキッパリ捨てて、

今、思っていることをサラッと書きました。

 

あんまりウジウジグダグダしすぎず、反省は活かしつつ、過ごしていきたいですね。

今、野僧の足元を歩いているナメクジちゃんは、そのままのテンポでいいと思います。

 

ということで、本日はもやもや2からちょっと進歩した、もやもや2.5のお話でした。

 

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

 

合掌。

 

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もやもや2.5。右上の雲間によって、「2.5感」が生れています。ありがとうございます。

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追記です。

 

12月6日は、久石譲さんのお誕生日でした。

おめでとうございます。!!!

思い出の中でゆらゆらする時は、

「セピア色の写真」(紅の豚

「ふたたび」(千と千尋の神隠し

「流れ星」(風立ちぬ

今日は忙しくなるぞ~という時は、

「狂気~飛翔~」(紅の豚

「タタリ神」(もののけ姫

「仕事はつらいぜ」(千と千尋の神隠し

今日も一日、ありがとうございました。な気分で星を眺める時は、

「神秘なる絵」(魔女の宅急便

「花園」(ハウルの動く城

「星をのんだ少年」(ハウルの動く城

 

などなどを聞いています。

いつもありがとうございます。♪