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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

ノハラムラサキ

 

こんにちは。

 

前回、長く長く書きすぎてしまって、ちょっと反省しつつ、

タンポポの綿毛と並走する日々を過ごしています。

 

さて、本日は春の草花特集その1です。

 

ゲド戦記』を読んでから、名前というものがどれだけ大事なものなのか、

深く深く、学びましたので、

ちゃんと道端に咲いている花の名前も覚えておきたいなと思いました次第です。

 

でも、野僧は本当に忘れっぽいので、覚えた所で、次の日にはきっと忘れているのですが、

それでもいいから覚えようと思いました。(笑)

 

色々な種類があったので、今回はその1、また思い出したころにその2とかを書けたら良いなと思います。!

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

ヤブヘビイチゴ(藪蛇いちご)

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これは、黄色いお花です。バラ科キジムシロ属だそうです。

可愛いなと思いますが、バラ科と聞くとそれはそれは強い後ろ盾をお持ちで…

という感じで、ひょっとして、棘があるんじゃないだろうかと、

ちょっと近寄りがたいような気もしました。

藪に生えているからヤブヘビイチゴで、ヤブヘビイチゴヘビイチゴの雑種は、

アイノコヘビイチゴというそうです。

のこのこしています。

 

プリムラ・アコーリス

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こちらは、白いお花で淵がほのかにピンク色、という可愛いお花です。

サクラソウサクラソウ属ブルガリス種の、品種がアコーリス、だそうです。

覚えられません。(笑)

富の誇り、無言の愛、しとやかな人、青春の美しさ、素朴

という花言葉があるそうで、個人的には「しとやかな人」というのが良いなと思いました。

 色違いのものとして、濃いピンク色のお花もありました。

こうして見てみると、たしかに花弁の形とかが桜っぽい、なと思います。

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プリムラ・アコーリス その2

 

プリムラ・マラコイデス

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こちらも、サクラソウサクラソウ属のお花です。この名前の他にも、化粧桜(ケショウザクラ)、乙女桜(オトメザクラ)というお名前があるそうですね。

株全体に白い粉がつくことから、化粧桜という和名がつけられたとのことでした。

また、暑さにも寒さにも弱いそうで、なんだか守りたくなるお花ですね。

段々暑くなってきていますが、大丈夫かい?という感じです。

 

オオイヌノフグリ

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こちらは小さくて青い、可愛いお花です。

オオバコ科クワガタソウ属ということで、クワガタソウが気になりましたので調べてみた所、こちらもオオイヌノフグリと似ていて可愛いお花でした。

オオイヌノフグリ、とっても小さいお花ですが、よくみると雄しべ、雌しべもしっかりありますし、花弁の線もスッと描いてあって、すごいなぁ、と思います。

君らには敵わんなぁ、という感じです。

別名は星の瞳、瑠璃唐草、天人唐草、というものがあるそうで、先人達の遊び心が楽しめる、お花ですね。!

個人的に、名前を聞いてぱっと思い浮かぶのは、ノリタケさんの、となりのトトロのお皿です。こちらも可愛いです。

 

オオアラセイトウ

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これは、漢字で書くと「大紫羅欄花」となり、なんだか仏教っぽいお花です。

他にも色々な名前がありまして、諸葛孔明がこのお花をひろめたという伝説から、「ショカツサイ」、あとは「紫花菜(ムラサキハナナ)」、「紫金草(シキンソウ)」、というものがあるそうです。

ムラサキハナナもシキンソウも可愛いですし、かっこいいですね~

紫金草、はなんだか禁断のお花という感じがしました。

 

・ヒアシンソイデスマッサルティアナ

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こちらは、調べるとヒアシンソイデス…と出ますが、ヒアキントイデス属?だそうです。

ヒアキントイデス属は他の植物もいかしたカタカナのお名前が多くて、

エンディミオン・ヒスパニクス

シラー・カンパニュラータ

シラー・ヒスパニカ

などなど、いろいろありましたね。

野僧も、ヤソー・カンパニュラータとして混ぜてもらいたいくらいです。

マッサルティアナは何でしょうか…。

こちらと関係あるかどうかは分かりませんが、ステレオカウロン・マッサルティアヌム群という種類?が東アジアにはどうやらあるらしい……ということだけ、分かりました。

 

・ノハラムラサキ

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個人的にはこの、ノハラムラサキが一番好きです。

青くて小さい、かわいいお花ですね。

遠くから見ると一見白いお花のように見えますが、よくみるとふちが青いという、素敵なお花です。

ムラサキ科ワスレナグサ属だそうで、この組み合わせもとても良いなと思いました。

よく似たお花として、ワスレナグサ、ノハラワスレナグサ、エゾムラサキというものがありまして、

 

それぞれの大きさは

ワスレナグサ 直径約8ミリ

ノハラワスレナグサ、エゾムラサキ 直径約7ミリ

ノハラムラサキ 直径約3ミリ

ということで、

ノハラムラサキが一番小さいお花ですね。可愛いです。 

 

 

というわけで、本日は春の草花特集その1でした。

 

個人的には、四季の中では冬が一番好きです。

それも、普通の冬ではなくて、

春の訪れが約束されている冬、

春を待ち詫びている冬、

が好きです。

 

なので、冬が好きというか、

ただ春を待っている時間、春を楽しみにしている時間

が好き、なだけかもしれませんね。笑

 

今年も無事に春がやってきて、

春がやって来たからこそ、

春の訪れが約束されている冬

の存在が証明されたわけですが、

証明された頃にはもう終わっているという、

なんとも寂しい季節です。

 

はい。

 

でも、今年も良い冬でしたね!

 

ということで、何だかよくわからない締めになってしまいましたが、

本日のお話はここまでです。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

合掌。

 

 

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お掃除監督こむぎちゃん。なかなか厳しいです。