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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

ながい。

 

こんにちは。

 

麻綿原のあじさい寺の、へっぽこ見習い小僧です。はじめまして。

 

本日は、先負の日ではございませんが、お釈迦様が悟りを開いた日です。

また、本貝多羅葉のお誕生日でもあります。

 

おめでとうございます!ありがとうございます!

 

2年目開始ということで、少しだけ自己紹介を致しました。

本日で、初めて貝多羅葉を飛ばした日から、早1年が経ってしまいましたね。

 

この1年、色々なことがありましたが、どうでもいいことをたくさん書けるこの場所は、とっても楽しかったです。

 

本日は、そんな一年間を振り返って、改めてちょっとだけ確認しておきたいこと、をつらつらと書いていきたいと思います。

 

この貝多羅葉のお誕生日と、お釈迦様のお誕生日(12月8日)と、年末と、何かと一度立ち止まって振り返るデー(DAY)が多い気もしますが、それもまたいいかなということで、

 

何卒よろしくお願い致します。

 

まず一つ目に、野僧の癖についてです。

 

この貝多羅葉は、昨年の反省の通り、なるべくさらさらした記事を書きたいなと思いながら書いております。

 

何となく、自分で色々と考えてできることなんて、たかが知れている!と思っておりまして、

 

偶然とか無意識、といったものの方が、自分の実力以上に素敵なものを生み出してくれるだろう、と密かに考えております。

 

そのため、普段はあまり考えずに、雑念のない記事を目指しております。

 

しかし、そうするとどうしても出てしまうのが、野僧の書き癖です。笑

 

後から読み返して、何回言うのそれ、という位、頻繫に出てくる単語が結構あることに気が付きまして、面白いなーと思いました。

 

特に多いのは、「~ですね。」です。

 

実はこの貝多羅葉を始めた頃は、変なことを書いたらまずいよな、という気持ちがまだちょっと、若葉くらいありまして、投稿前にいつも先輩の空豆和尚にチェックをお願いしておりました。

 

そのチェックの段階でいつも注意されていたのが、一つの記事の中に「~ですね」が多い、ということでした。

 

これは本当にいつも注意されていたので気を付けて書こうと思っていたのですが、

無意識で書いているとぽんぽんぽんぽん書いてしまいます。(笑)

それで、少し話は変わりますが、「~ですね」というのは、博多弁の一つなのだとお伺いしました。

 

博多弁では「あのですね、」「そしたらですね、」「なるほどですね、」

みたいな使い方が多いとお伺いしたのですが、そうなのでしょうか。

 

そこで調べてみると、野僧のお爺さんのお母さん、は博多出身の方なのだそうです。

 

そのため、1(お爺さんのお母さん)×0.5(お爺さん)×0.25(野僧)=0.125で

身体の中に12.5%は、博多の血が流れていると、仮定して、

 

1000文字書いたら、125文字の「~ですね」は、血だから仕方がないと考えて、

 

125÷3(「ですね」の3文字)≒42で、

一つの貝多羅葉の中で42回までは、「~ですね」を使っても大丈夫なのでは?

 

ということから、これに関してはあまり気にしなくても良いのかな?とも思いました。

 

とは言え、やっぱり多いものは多いと思うので、気をつけていこうと思います。

 

 

次に、記事を一通り振り返って、個人的に印象深いのは、「ハモニカ」回かなと思いました。

 

これは、「落ち込んだりもするけれど、私は元気です。」みたいな感じで「野僧は元気です。」と書いてありますが、実は全然、全然元気ではなかった思い出があります。(笑)

 

振り返れば、それも良い思い出なのですが、この記事は何か透明な雰囲気がありますね。

 

書いている時の感情は結構文章の雰囲気に出るもんだなぁということを学べたのも大きかったです。

 

 

 

あとは、そうですね…

 

「くものいと」回で、一匹の蟻の独り言だと思って…ということを書きましたが、これはサンテグジュペリさん『人間の土地』の最後に書いてある「空のいけにえ」という宮崎駿監督の文章の最後にあった、「これも全て、一匹の蟻の妄想なのである」という文章が好きで、それを拝借した次第です。

 

なんですが、以前宮沢賢治さんの詩「春と修羅」を読んでいたところ、

 

おれなどは石炭紀の鱗木のしたの

ただのいつぴきの蟻でしかない

 

という文がございまして、これが元なのかな?と思いました。

 

こういうのは、知ると面白いですし、嬉しいですね。

 

フフフ

 

また、昨年の初めに本貝多羅葉の目標を3つ立てまして、その一つに、「他界っぽさ」というものがありました。

 

そのため、現実世界のお話にはあまり触れないように…ということに気をつけながら、

一年間書いてきました。(あんまり達成できていないような)

 

しかし、

どうしても触れずにはいられないような時もあり、そういう時は他界から、

言葉にもならない、どうしようもない気持ちを無理矢理言葉にして

紙に書いて、紙飛行機にして、

えいっ!

と海に向かって飛ばした時もありました。

 

紙飛行機が、海の向こうにも、雲の上にも、届きますように。

と思いますが、途中、カモメに食べられて、海上でパラパラになってしまったかもしれないですし、野僧の独りよがりな気持ちなんて、パラパラになった方が良いのかもしれません。

 

それでも、紙飛行機はわりとよく飛んでくれて、葉っぱじゃなくて、紙飛行機にして飛ばすのもアリかも!と思った日もありました。

 

 

それに、やっぱり「利他」は難しいなー、というのが、今年一年色々体験したり学んだりしてきた中で、最も感じてきたことでございます。

 

もう何が利他なのか、「誰かのために」という思いですら、こんなに人を苦しめるのか…と思うようなできごともあったので、やっぱり人智を越えてるよなー、と、一人しみじみ感じております。

 

「幸せになってほしいなー」という思いでさえ、結局は独りよがりなものなのではないでしょうか。

 

でも、そうやって色々考えてちょっとだけ落ち込んでいるときにふと発見する、

日々淡々と生きて、せっせと働いている小さな蟻くんには何度も助けられました。

 

その蟻くんはこっちのことなんて100%見向きもせず、せっせと生きていますが、

そんな蟻くんを見たこちらもまた、100%自分のために、自分が勝手に、励まされているので、

 

そう考えると、独りよがりでも一生懸命何かをやることには、何かしら意味があるのではないか、と何となく思っています。

 

なのでやっぱり、

とりあえず淡々と、コツコツと、

できることをやっていこうーと、思いました。

 

それで、砂漠の風に乗って偶然葉っぱが届いたときに、その受け取り主に何らかの良いことが、ちょっとでもあったらいいなー、という感じです。

 

 

また、二年目の開始ということで、時々方向性を見失った時に振り返れるよう、何かしらコンセプトを持っておいた方が良いかなと思い、今日はそれを考えています。

 

でも、なかなか難しいですね。

 

何かこう、

さらさらと、しみじみできるような

 

「さっき食べた枝豆が、美味しかったらいいね。」

 

みたいな、

そんな感じのスタンスを大事にしていきたいなと思いました。

 

これは、

色々大変だけど、さっき食べた枝豆は美味しかったから、まあいいや。

 

ということです。

 

つまり、明日もいつも通りの一日である保証は、常にないけど、それでも確かな幸せがさっきはあったので、どうもありがとうございます。ということです。

 

 

でも、この目標だと「今」の視点が欠けてますね。

そもそも、「今」って何なのでしょう。

 

というか、本当はさっき美味しかった枝豆のことも忘れて、「今」を大事にするべきなような気がしてきました。

 

でも、さっき美味しかった枝豆の思い出があるからこそ、「今」頑張れるような気もします。

 

美味しかった枝豆のさやを背中にしょって、

未来を見据えていきたいなと思いました。!

 

 

というわけで、少しだけ自己紹介と今後の目標立てを行いましたが、

なんだかちょっと、マジメェッと羊から突っ込まれそうな記事になってしまいました。

 

最近は、何かと重めの葉っぱが多くて、段々自分でハードルを挙げてしまっているような気がしています。

 

そのため、あんまりハードルを上げ過ぎないように、

「ハードル下げ男(ハードルさげお)」

になろうと思いました。

でも、反対にただダラダラと書いてるだけで、クオリティは下がってきているかもしれません。

 

難しいですね……

 

なんだか、宮崎さん、鈴木さん、庵野さんはあまり作品を振り返らないとおっしゃっていましたよね。

 

確かに、振り返れば振り替える程、懐かしいな~と思ってしまって、ついその作品を踏み台にして、前に進もう、上に上がろう、としてしまうなあと思いました。

 

つまり、まっさらな状態で書けてるわけではない、ような気がしました。

 

となると、それは「さらさら」な記事ではないわけで、

振り返りというのはあんまりしない方が良いのかなー

と、今、思いました。

 

何となく、変わらないように、変わらないように、と思いながらつい振り返ってしまっていたのですが、変わるのは仕方のないことだ!と割り切って、過去は捨てながら進んだ方が、続けるためには良い気がしました。

 

振り返り方にも色々あると思うので、要検討ではありますが、

この貝多羅葉も、段々変わっていくかもしれません。!

 

読み返さないとなると、野僧は本当に忘れっぽくて、何でもかんでもぽんぽんぽんぽん忘れてしまうので、

(全く同じ文章というのはないと思いますが、)あれ、これこの間も同じこと言ってたような…という事態が起こってしまうかもしれません。

 

それもまあ仕方ないかなということで、

今後もし、前と似たようなことが書いてあっても、

フフフ、と思っていただければ有難いです。

 

 

さて、一年を振り返ると色々な記事を書いたなー、変なこともたくさん書いてあるなーとしみじみ思います。

 

やっぱり、読んでくださる方がいらっしゃるからこそ、葉っぱを飛ばそうと思えるので、

心から、感謝感謝です。

 

ありがとうございます。

 

読んでくださる方の数は、数字で出てきますが、数字ではなくお一人お一人がずらーっと一列に並んでいると想像して、一人一人の方に「いつもお世話になっております。ありがとうございます。」と言いながらお辞儀をして、お礼に柏餅とかを差し上げると仮定すると、

かなり時間がかかりそう(20分くらいでしょうか。)ですし、ちょっと胃が痛いです。(笑)

 

でも、まずは一年間続けることができて、個人的にはとても嬉しく思っております。

今は色々な人が色々な場所で文章を書き、発信できる環境となっていますが、

良い時代になったなぁ…としみじみ思います。

 

これからも、感謝の心を忘れずに、さらさらした記事を書いていけたらいいなと、水のようなことを思いました。

 

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

そして、今更何を言ってるんだという感じかもしれませんが、皆さまはお元気でしょうか。

 

野僧は、最近いつも宮崎駿監督の引退会見を拝見しながら、

やっぱり好きな人が笑ってるのが一番だよなー

と思っています。

うーん…と言いながらちょっと困っているお顔でさえ、

フフフと思いながら見てしまうのは、

何なんでしょうか。!

フフフ

 

好きな人の笑顔ほど、頑張れるものはありませんね!

 

また、明日の夜はゲド戦記ということで、とてもとても楽しみです。

 

昨年、初めてゲド戦記の原作を読みましたが、それはそれは深い(ふかいと入力するとすぐ腐海と出てきてびっくり)感銘を受けました。

駿さんも、風の谷のナウシカからハウルの動く城まで、ゲド戦記の影響を受けているとおっしゃっていましたし、ゲド戦記ジブリの原点なのではないでしょうか。

枕元に置いて、擦り切れるまで大切に読みたい作品です。

 

他にも、展覧会があったり、いくつか書籍が発売されたり、今月は世界がジブリ好きに優しいですね。

ありがとうございます。!

 

優しくして頂くからには、

今月も背筋をピンと伸ばして、

頑張ろう!と思いました。

 

では、本日のお話はここまでです。

(長い長い、長すぎますね。もしかしたら少し削るかもしれませんが、次回からはもっと短いです。!)

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

合掌。

 

 

 

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「きれい。世界って本当にきれい。」というフィオの声が聞こえてきそうな、朝焼けです。 こんなに綺麗な空は滅多に見られないので、サウンドトラックのFriendを聞いて、喜びを嚙み締めながら見ました。と書きたいところですが、実は寝坊してしまって見られませんでした。世界は寝坊する人には厳しいらしいです。残念。ちなみに昨年末のお写真です。

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たてヴァージョン。