こんにちは。
本日は、バン・番外編で、近況報告の会です。
どうぞよろしくお願いいたします。
先日、(とっっても前)、軽井沢へと行って参りました。
おー!
まず初めに、軽井沢絵本の森美術館と、エルツおもちゃ博物館へと行って参りました。
こちらは、主に絵本やおもちゃの展示をしている建物で、
建物の外観や内装、お庭まで、とても素敵なところでした。
大きなくるみ割り人形や、つみき、海外の絵本などなど、
印象的な展示の数々がありまして、
そういった、美しい自然の中に、ひっそりと佇む絵本の世界や、
「夢のつまった、可愛いゴチャゴチャ」を味わうことのできる、
最高の美術館、博物館でございました。
ありがとうございました。✨
それから、絵本の森美術館の中で出会いました、
メンデルスゾーンさんの、「言葉のない歌」に関する一節(?)、
「どんなに優れた詩人でも、言い表せない音楽的感情がある」
「何かに深く心を動かされると、心の中に浮かんでくることを、絵に描くことも、言葉に表すこともできない」
というお言葉が、とても印象に残りました。
それこそ、
森の中の古株に座って、ひとりポツンと、好きな音楽を聴きながら、
人間であることを忘れて、さかなになっている時間の、
あの何とも言い表し難い感情は、
それを言語化することによって、
却って何かがそぎ落とされてしまっている部分もあるのだろうかと、
思ったりしました。
音楽でしか、表現できない感情、というのが、やっぱりあるのでしょうか。
改めて、音楽を作るというのは、
本当に素敵な、能力というか、魔法というか、
いいなぁー………………
と、常々思っている野僧でございます。
それに、軽井沢の景色をはじめ、お寺の朝焼けや、冬の青空をしみじみと眺めているとき、
この素晴らしい景色を、素敵なメロディーで表現することができたら、
切り取った一場面に、音楽というかたちで、彩りをもたらすことができたら、
どんなにいいだろうか。
と、いつも思います。
1回でいいから、「美しいメロディーを思いつく体験」というのを、してみたいなー……
というのが、
野僧の、今生の、望みかもしれません。
素敵です!
さて次は、万平ホテルです。
こちらは、ジブリ映画「風立ちぬ」に出てくる、ホテルのモデルとされているところで、いわゆる聖地巡礼に行って参りました。
また、なんとジョン・レノンさんも訪れたということで有名らしく、
美味しいアップルパイを召し上がったとのことで、それもぜひ食べようと
とっても楽しみにしておりました。
が、なんと、来年の夏まで休館中だそうです。
残念。!
軽井沢の森を見ながら、
旅路(夢中飛行)を聞いて、『風立ちぬ』を読んで、アップルパイを食べて、
堀越二郎さんと、里見菜穂子さんと、堀辰雄さんと、ジョン・レノンさんに、
静かに思いを馳せる………………
というのを、やりたかったのですが、
無念です。。
こちらはまた、次の機会に、持ち越し、
もちこし・ほりこしですね。✈️
(↑何かちょっと失礼なことを書くと怒られそうですが)
ということで、今回の小旅行もまた、とても楽しい旅でした。
軽井沢は、空気が綺麗で、小鳥の囀りも美しく、絵画みたいな森が広がっておりましたが、
そういった自然環境が、人々の心と体を癒やし、
「屋根のない病院」とも呼ばれているそうです。
そして、「風立ちぬ」の見過ぎなのか、わかりませんが、
美しい自然の中に、
どうしても、「淡い死の匂い」を見出してしまうところがあるなと、思いました。
でもそれは、終始線ではなくて、全休符、
次の小節にはまた小さな音符があって、
きっと、何事も循環してるから美しいんだなと、思いました。
ワレワレがいずれ還っていくところも、
あんなに美しい場所なら、
お別れを恐れなくてもいいんだろうなと
思ったりしてしまいました。
はぁ美しかったです。
それから、漫画版風の谷のナウシカでは、
王蟲が、「南の森」が大変なことになっていると、ナウシカに教えてくれるシーンがありますが、
こちらの世界でも、それぞれの生き物が、情報を共有していて、
東の森が、カシナガ君の影響で枯れてきていることも、
軽井沢の森はご存知なのだろうか…………
でも、観光地として、常に美しくあらねばならない森も、きっと大変だろうなー
周りの美しさについていけず、東の方でのんびり暮らしたいと思っている木もいるのかな?
一緒に帰る???
なんて思いながら、テクテクとお散歩しました。
楽しかったです。(笑)
ということで、本日は、バン・番外編で、軽井沢放浪記について書きました。
最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。
合掌。