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風と緑とあじさいと。―Vayu, Vana, Ajisai ca―

あじさい寺の非公式ブログです。

さかな。

 

こんにちは。

 

前回、「人を傷つけない文章」を目指したいと書きましたが、1ヶ月経って、やっぱり冷静になってよくよく考えてみると、野僧はまだ、その目標を掲げられるレベルにも達していない気がしました。

御三方は、はるか雲の上の方の方々ですからね…。

 

なので、あんまり無理せず、もうちょっと下…

 

青い空より下、

雲より下、

ジブリ美術館のロボット兵より下、

ということで、

あの並木路の、木くらいからまずは目指してみようということで、

「雫の音が聞こえる文章」というのを、心に入れておきたいなと思います。

 

といってもこちらもまだまだで、

今のところはまだ、野僧の言葉の泉は枯渇していて、魚も枯れちゃいそうで、

ピチピチ苦情が聞こえて申し訳ない限りですが

少しずつ少しずつ、泉の水を増やしていきたいなと思います。

 

のんびりやりましょう。!

 

言葉の泉ということで、ふと思いましたが、

音楽の泉というのもありそうです。

 

それで、

安心して泳いでいける、素敵な音楽に

いつも感謝感謝です。

 

淡水の小さな川を泳ぐ

淡水魚という感じです

 

スピッツの、「さらさら」とか

The Songbardsの、「海月の散歩道」とか

(5周年おめでとうございます!)

宇多田ヒカルさんの、「人魚」とか

秦基博さんの、「鱗」とか

好きです。

 

人間目線で水を見ているのではなくて

魚目線で水を見ているような感覚になる曲

というイメージですが、

 

この、「魚になれる曲」の、条件?というか特徴?は何でしょうか。

 

それで、ちょっと考えてみて思ったのは、

聞いている時に

自分を捨てられているかどうか

というか、如何に

人間であることを忘れられているかどうか

かなぁと

思いました。

 

それで、目の前にある景色、視覚で入ってくる情報すらちょっとうるさいと思ってしまって、

思わず目を瞑って聞いたりすることがあります。

 

そしてその時の心境はやっぱりどこか、

読経してる時に近いところがある…ような、

ないような………

 

意識をどこかに飛ばしているような感じで、

音楽と一緒だと、飛びやすい気がします。

 

それで、ちょっと思ったのが、時々、元気がなくて、空想する元気も無い時ってありますよね。 

 

つまり、空想も、何かしらの体力を使ってるんだなぁと思い、たぶん、空想は徒歩で行きますけど、音楽は流れがあるので、漂えるところが

魚になりやすい点であり、どんなに疲れてても、その世界に入って行けるというか、

自分の意志はあんまり持ってないような感じなのかな?と、思いました。

 

となると、

人間であることに疲れて、音楽を聴いているのだろうか?、と思ってしまいましたが、

こちらはもうちょっと、考察の余地がありそうでございます。

 

前に、宗教関係者で、音楽やっている人多いよねという話を聞いたことがあって、

たしかに、宗教音楽(讃美歌とか、聖歌とか)もありますし、

宗教と音楽

は何か結びついているのかねぇ

という話になりました。

 

それで、チラッと調べてみると

双方の共通点として、

「日常からの解放」というのを挙げている方がいらっしゃって、

日常の中で存在している自我を否定することによって、気分が高揚して

それが魂の浄化作用につながる、

みたいなことを書いていらっしゃる方を、見つけました。

(参考文献:酒井 諄 「宗教音楽の概念並びに宗教と音楽との結合について」『相愛女子大学相愛女子短期大学研究論集』1968年!あら……。)

 

なるほど………。

 

それで、ちょっと思ったのが

たとえばピアノとか、吹奏楽でひとつの楽器を担当している時とか、

あと団扇太鼓(うちわだいこ。法華宗日蓮宗でよく使われている太鼓だそうです。読経中に時々どんどこ叩きます。これ意外と楽しいです。)

を叩いている時とかは、たしかに、

「自分」というのは、あんまり考えてないかも。

と、思いました。

 

名前のない人として、

音を発信しているイメージで、

 

誰が何の音を鳴らしても、

音そのものには、名前が無い、自我もない…?

というところが、

何かの救いになったり、

宗教と共通している点だったり、するのでしょうか?

 

当てずっぽうで、適当なことを書くのはよろしくありませんが、

チラッと調べてみて、細々と、そんなことを思いました。

 

あと、最近、瞑想をする機会がありまして、

静かな時は結構煩悩が生じてきてしまったのですが、最後に、

ゴーーーーーーーン

と鐘を鳴らしてもらった時に、一番、心が

スーーーーーーーー

と、なりました。

 

なので、自分の修行が足りないというのは勿論あると思いますが、

音によって、飛ぶ場所を指定してもらった方が、自我が無くなりやすい、

という風に、個人的には、思いました。

 

そして、

魚になって、

川を泳いで泳いで

先へ先へ進んでいくと

やがて海に行くのではないでしょうか。

 

みんながもともといた場所へ、

戻っていくような感じです。

 

意識としては、

深く深く堕ちていくような感じで、

 

それが「日常からの解放」、文章では「超俗性」と書いてありましたが、

そういうことかね?と勝手に思いました。

 

でも、

魚になりすぎると、

深みにいる時間が長かったり、遠くまで行きすぎたりすると、

戻ってこれなくなりそうな時ありますよね。

 

これはどこかで、

駿さんも仰っていました。

 

きっと、

我々の尾ひれは、お砂糖でできていて、

溶けるまでのタイムリミットつき

一定のゾーンまでいくと

防御反応が働いて

それ以上進めなくなるのではないでしょうか。

 

見たことなかった景色を見てみたいような気もしますが、

これは結構、瞑想と同じで、危ないこともあるんだろうなと、思いましたので

ほどほどが良いんだろうなと

思いました。

 

でも、いろいろ読んで改めて思ったのが

たとえば泳ぎながら読書とか、食事とかができないように、

好きな音楽ほど、ながらで聞くというのが本当にできないなと思いました。

 

やっぱり、勿体ないなと思ってしまいますし

泳いでる時は、泳ぐことに徹していたいですね。

 

泳ぎ中は、筋肉を存分に使える機会で、尾ひれも楽しそうでございます。

 

(「尾ひれ 筋肉」で調べたら、「オタマジャクシと生き残り戦略」というのが出てきて、面白かったです。B班の皆様、発表お疲れ様でございます。)

 

そう考えると、

日々聞いている音楽は、終わりがあるので、

限られた時間の中で、安心して魚になることができますね!

 

あぁその安心感が、

心地良さの源でもあるのでしょうか。?

 

改めまして、

楽家の皆さま、いつも素敵な音楽を、ありがとうございます。

 

先日の草野さんのラジオも、

魚になれちゃう曲ばかりで、尾ひれ足りなくなりそうでした。

 

あと、「Face of Yesterday」という曲のイントロが、

どこかで聞いたことある気がするな~と、思っていろいろ考えましたところ、

ジブリ美術館の、「動きはじめの部屋」という場所で、午後にかかっているBGM(いつからか、午前と午後でBGM違っているそうです)に、ちょっと似ている気がしました。

(似てるとか似てないとか、あんまり言わない方がいいのでしょうか…?)

あのBGMはとっても好きで、落ち着くので、これからは、美術館に行きたくなったら

この曲を聞いて、脳内「動きはじめの部屋」鑑賞会を開くことができる………。と思うと、感謝感謝でございます。ありがとうございます。

 

そして、野僧は本日(3月25日)、人生初のライブハウスへと行って参りました。

本当に、最初から最後まで格好良くて泣きながら聞いていました。

勇気を出して、見に行って良かったです………。

付き添ってくれました、お友達にも感謝感謝です。

本当に、ありがとうございました。🕊

これからも頑張ろうと思いました。

 

皆さまも、お身体ご自愛のほど、心よりお祈り申し上げます。

 

それでは

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

 

合掌。

 

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お散歩前のこむぎちゃん。

 

 

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追記です。

 

以前、ジブリ美術館で買った

高畑勲監督著「君が戦争を欲しないならば」岩波ブックレットNo.942

を改めて読みました。

こちら、本の書影は載せちゃいけないんですね…!

木漏れ日の下で本を読むと、

本のページにもあのゆらゆらが映って

それもまた水の中にいるような感じ、魚になった気分になります。

ありがとうございます。🌸🐡

 

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青空が映っております。


そういえば、この場所には普段、水は溜まっていなくて、

雨上がりの日だけ水たまりが出来るんです。

なんですが、水たまりがある時に、カエルちゃんが卵を産んだらしく、

後日こんな感じになっておりました。

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カエルのたまご

こちらは、卵を水の中に移動した方がよいのでしょうか?

なんだか、タピオカの落とし物みたいになっておりますが、卵だと思います。

困りましたね~!🐸

おいおい、カエル君、君らはどうしてほしいんだい?

という感じでございます。